全米では 「ゴジラ」 の プレミア試写会が 行われたらしい。
大勢のファン(女性が多いのは役者見物?) が 試写劇場を取り巻いている写真を見た。
ハリウッド製 の ゴジラ は 二作目
前作 の ゴジラ は 日米 の マニアには 受け入れがたい姿 だった。
公開後 は ゴジラとは呼ばれずに「ジラ」と 呼ばれることに
しかし 今回 の ゴジラ は 五月蠅い日本マニア や 米マニア にも
納得 させる 姿では ないだろうか?(予告編しか見てないので本心か?定かではない)
日本 の 怪獣マニア は ゴジラ や ガメラ といった 巨大生物は
全ての 生き物を 越えた 怪獣という 部類の 聖域に 住む
架空の 生き物ととらえているので数発のミサイルで死ぬ奴は怪獣ではないのです!
ゴジラ は 第一作 の 「ゴジラ」 と 二作目 の 「ゴジラの逆襲」を 除いて
予期せぬ 子供の人気 により 三作目 の 「キングコング対ゴジラ」からは
怪獣プロレス と 笑いの要素 も 感じられ 愛されるゴジラ像 が 見え隠れしたあげく
ウルトラマン人気 も 爆発して 怪獣は 怖い存在から 楽しい存在に急激に 落ちていった。
当時の男の子 からは ゆるぎない未知へのカッコよさ は 持続するものの
大人 と 女子 からは 男の子 の 麻疹 の ような 扱いで (涙)
事実 小学生までは 夢中になっていたけど 中学に入ってから 怪獣卒業
という 男子は少なくない。
一部の 大人になり切れない男子 が 今で言う 「怪獣おたく」 第一次世代
僕も その一人であり、怪獣フギュア大人買い で 溜飲を下げているのだ。
その体たらくゴジラにも 「対ヘドラ」のように 当時の公害を扱った風刺的作品もあったし
モスラ(唯一の単体映画スター)キングギドラ や メカゴジラ の ような 大スター怪獣も
生み出してはいるけれど (バランとドゴラはスター怪獣とは認識されず)
何度 復活しようが 子供の映画からは 脱却出来ずじまいだった。
ならば 子供にゆだねた作品 を 作ってみたら ゴジラの子供? ミニラだの
いじめっこ の ガバラ や ロボットなのに 巨大化する ジェットジャガー
などは 当時の僕には 耐えられない 悪しき思い出の 怪獣映画となった。
84年の復活「ゴジラ」(僕も出演している)も予算の中から 一億円も使って
着ぐるみとは似ても似つかない サイボットゴジラなる デクノボウ を 製作
河北氏 の 平成ゴジラシリーズ は ゴジラの造形 や 特撮に
観るべき物が 沢山あったが 何作かの脚本 に がっかりもした。
手塚監督 や 金子監督 は 僕と同年代 と いうこともあり
怪獣への 考えも 理解でき 楽しく観ることができた が…
しかし それは 今思えば 僕が大人 に なっていて
製作者の苦労 や 予算 や 何やかんや そして 日本の特撮界(その当時の)が 出来ることが わかるようになっていたので 少なからず 妥協していたのかも 知れない。
(平成ガメラ三部作は今でも尊敬していますけど)
その間 ハリウッドは CG技術 が 進みに進んで ジェラシックパーク(一部着ぐるみ系)の
恐竜 から エイリアン・プレデター・アイアンマンなどのキャラクター物 から
パニック映画 に 至り 今や CG に 出来ぬ物無し! ってな感じに成長。
日本のゴジラ も 「続・三丁目の夕日」の冒頭 で フルCG出演した。
「出来るじゃん!ゴジラ映画!」
日本のマニア は 着ぐるみ主義(僕もその一人だけど) が 多いと思うんだけど
今度の ハリウッド の 新作「ゴジラ」の 予告を観て
少しは 考えも変わったでしょ?
日本のゴジラ新時代は 二作目の黒船ゴジラ出現 で 新しく立ち上がれるのかも知れない。
日本特撮界 の ミニチュア技術の良さも残しつつ アメゴジ に 負けない 本家ゴジラ
日本人による 日本製作の 特撮怪獣映画 『ゴジラ』の復活 を 切に祈るのみ。
アベノミクス効果 は 日本ゴジラ の 復活で 実証されるのです!
経済が回り 元気なお金 が 超エンターティメント 怪獣映画 に 繁栄されてこそ
日本再生 に つながるのです。(書いてて恥ずかしいんですけど…)
ハリウッドゴジラ こけないでくれ! 君の背中には 日本の怪獣ファンの思いも
背負っているのだから…。
ゴジラだと思っていたら案外 ガメラ復活の方が 早かったりしてね!
(樋口監督の進撃の巨人を楽しみにしている特撮ファンのしん平の独り言でした)
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by rakugoboys
| 2014-05-09 15:15
| 特撮