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落語の話から世の中の色々まで


by rakugoboys
今回のしん平の二席は「天災」と「愛宕山」
天災。怒りっぽくて乱暴者の亭主は隠居さんに離縁状を二本頼みに行く。
隠居さんは怒りを抑えられないのは精神が成っていないから…という訳で
心学を学び人の心を学ぼうとの事で紹介された先生のお宅へ、すっかり
心学者気取りで長屋に帰ると隣の家で大げんかの真っ最中!
心学を心得た亭主はこの事態に何を諭すのか?
愛宕山。京都に遊びに来ていた若旦那一行、太鼓持ちの一八は飲みの席で金持ちの若旦那に愛宕山に登ろうと誘われる、最初は嫌がっていたが芸者衆や弟弟子の茂三もいく気満々、へとへとになりながらようやく頂上へ。
若旦那が突如始めた「瓦け投げ」つまんなそうに見ていたがやがて若旦那は小判を投げ始めた!
勿体ないと止める一八だが聞く耳を持たない若旦那、投げてしまった小判は誰の物?それは拾った人の物…と聞いた一八、何と取に行くと言う。
行く道も無い山の中、あるのは広大な竹林、ついに一八のとった行動とは?果たして一八は小判を手に入れる事が出来るのか??
弟子のあんこも二席「桃太郎」と「悋気の独楽」のネタおろし!
あられは「道具屋」で初の与太郎!
3月20日日曜日 18時30分開場 17時開演
東田端ふれあい館
予約2000円 当日2500円
090-1053-6734 crossr@sepia.ocn.ne.jp
※次回は6月18日土曜日です、お間違いのない様に!!

# by rakugoboys | 2016-02-15 23:39 | 落語
第十回林家しん平一門落語会に御来場頂いた皆さん心から御礼申し上げます。
今回はクリスマスが近い事も有りお客様ご入場の際にささやかなプレゼントを差し上げました、子供騙しのような駄菓子ですが喜んで頂けたようですね。
ネタの方も、初高座のあられは「不精床」家の中では口下手な奴ですが高座では中々の度胸で少し安心をしました。
あんこは姉弟子の貫録のようなものを漂わせての「たらちね」前座ネタではありますがサゲまでいれると意外に長く25分以上の噺に苦戦しながらも落ち着いてこなしました。
今回の僕は三席「味泥」「大山バスターズ・鈍感」「湯屋番」
味泥はクリスマスネタでクリスマスの夜に一人ぼっちの子供家にサンタ姿の泥棒が入り、お腹を空かせた子供にオムライスを作って… というハートウォーミングな一席。鈍感はフルバージョン30分版、湯屋番は番台の妄想をパワーアップさせたバージョンでした。
弟子の二人は京劇「勝利の舞」あられ、正調「かっぽれサンタバ―ジョン」あんこ
打ち上げには あんこの父親でもあります時蔵師も加わって楽しいものとなりました。
次回は来年3月20日(日曜日)ですので宜しくお願いいたします。
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# by rakugoboys | 2015-12-22 11:25
新弟子 の なすべきこと_b0320128_12490574.jpg
新弟子 の なすべきこと_b0320128_12490574.jpg
新弟子のあられ が 家に来る と 掃除とかの 色々な 手伝いをする
仕事でも義務 でもなく あくまでも お手伝い

日常の買い物 も その一つ

今は パンク修理 を している

男たるもの 自転車のパンク ぐらい 直せなくて 何とする

一番弟子のあんこ は 毎日 寄席通いなので  
 
雑用全般 は あられの 肩に かかっている

バカバカしい と 辞めるのも 自由

頑張って 続ければ 寄席への 第一歩 となる

色々な ことを 覚えて 落語家 として 育つのですなぁ
 
# by rakugoboys | 2015-10-06 12:50 | 落語
第9回目の落語会もとても楽しい会になりましたことを御来場の皆さんにお礼申し上げます。
さて次回はいよいよ第10回目を迎えます、暮れも押し迫った12月20日(日曜日)に目出度く開かせて頂きます。

     プログラム
開口一番 南国亭あろは「お楽しみ」
初高座  林家 あられ「狸札」
     林家 あんこ「たらちね」
     林家 しん平「鈍感・大山バスターズ完全版」
      お仲入り
踊り   林家 あられ「京劇・勝利の踊り」
     林家 あんこ「正調・かっぽれ」
     林家 しん平「お楽しみ古典落語」後日発表

     東田端ふれあい館
     時間 18時半開場 19時開演 
     当日2,500円 予約2,000円 
     お問い合わせ 090-1053-6734
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# by rakugoboys | 2015-09-28 23:39 | 落語
三か月以上前から入門を懇願している男が居た、この男色々な噺家をへて僕にたどり着いた男。
無下に断るのは簡単だけど最後的思いで頼んで来る、浅草は芸人御用達のブロンディにて話しを聞く。終始おどおどして泣きそうな顔だ、よくよく顔を見ると涙目で前歯が二本目立って、おまけに古臭い銀縁のメガネをかけている。この世の流行にはまったく興味はございませんと言う雰囲気、要するに少しばかりムサイ男、まるでおとぎの国で魔法でネズミにされてしまったが僕に助けてと言っているような不思議な気分で…どこか心あらずで聞いていた。
実は少し前に弟子にした二十歳の男に振り回されて辟易していて、もう弟子はこりごりと思っていたのだ。
正直入れる気は無かったのだが、その後も何度か寄席に顔を出し僕を見つめている気配を感じるようになると、やっぱり居た。ていのいいストーカーがいるような気分だ、これが堀北真希なら大歓迎なのだけど。
第八回目の一門会の時に一応呼んでいたのだけど僕は高座の上から二十歳の男の件も有り入れたくない旨と、もう騙されたくない旨を伝えた。実は突然辞めた理由も分からない不憫な男のことが気になっていたのだ、堪え性のない二十歳の男はなりたいと思った噺家の道を軽く捨てていったことに、そいつの将来がどんなふうになるのかと心のどこかに引っかかっていたので…。
僕は噺家はこの世で一番楽しいやりがいのある商売だと思っているので、その噺家を簡単に捨てられたくなないし、もうそんな光景に出くわしたくないし、そんな男の世話なんかしたくなかったから。
でも入れてやることにした、僕だって師匠三平に何処の誰かも分からない自分を弟子に取ってもらった恩があるのだ、彼は僕の師匠に救われ僕の心を動かしたのだ。
第九回目の一門会の終わりで高座に呼びお客さんに紹介した、おまけに芸名もお客さんの拍手で決めてやった。彼にお客さんの暖かさを体験させてやりたかったのと誰も知らなかった自分の事を少しでも知ってもらった瞬間を忘れてほしくなかったから、彼が辞めるのも続けるのも彼の自由だけど少なくとも彼を知った人達の暖かさも捨てる勇気があるのか。
またそんな奴だったら僕の人を見る眼が育っていないという事なのだ、他人を知ることは難しい、他人を信じるのも難しいことなのだ。
世の中には様々な人が生きているしどこかで関わってくる…このことは未来になっても変わらない事なのだから。

# by rakugoboys | 2015-09-22 08:31 | 落語